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星に願う 

48 名前: 48 02/06/07 17:41
当時、私は高校2年生。
バイト仲間との話です。(あまり修羅場ではないかもしれませんが)

バイト当初、ミユキは店に入って間もない私に仕事を親切に教えてくれたり、
何かと世話をやいてくれる姉のような存在でした。
あくまで『当初の私にとっては』ということですが。

同年齢ということもあったのでしょう。
次第に恋愛についての話もするようになっていきました。


バイトを初めて間もないころ、
私にも彼女がいましたし、ミユキにも彼氏はいました。
ミユキの彼氏は大学生でナオキといい、奇しくも同じバイトの人でした。

ナオキの最初のイメージは爽やかな好青年。
今思い返すと笑ってしまいそうなんですが、当時は憧れすら抱いていました。
高校生だった私には車に乗ってる&年上というだけで格好いいと思いましたし、
なにより、『ミユキの彼氏=格好いい』というイメージが強かったですから。


いつものようにバイト帰りにミユキと雑談をしている時、
私は何気なく相談話を持ちかけました。

私が付き合っていた人は他にも男がいたらしく、結局二股という関係。
それに悩んでいた私は一時期、女性不信に陥り
『ミユキになら』という気持ちで相談にのってもらったのです。

女性の立場から、女性の気持ちを淡々と話してくれたと思います。
話が終わったころには、もう別れて好きな人を見つけようという自分がいましたから。

そして、駅に着き『ありがとう』と私が言うと、
ミユキは笑顔で『がんばってね』と言ってくれました。


次の日、意を決した私は当時の彼女に別れを告げました。
好きという気持ちはまだあったので、結構辛かったですけど。



その後、シフトが一緒になったとき、ミユキに報告をしました。
ミユキのおかげで前向きになれたことを感謝しつつ、『ありがとう』と。


しかし、ミユキは笑顔でいるのですが、どことなく陰があり、
気になった私は『相談にのってもらったのだから、
何か出来ることがあれば力になる』と話しました。

少しの沈黙の後、ミユキが口を開きました。
『浮気された』と涙声で。


『浮気された』
この一言で私は半分パニック状態になっていたと思います。

まさか?
相手はナオキさんだろ?
ナオキさんに限ってそんなことあるのか?

などと、彼女を信じられないわけではないんですが、
それ以上に私の中ではいいイメージが先行していたのです。


ここで初めてナオキの表の顔と裏の顔を知ることになります。
私たちに見せていたのは『いい兄貴役の大学生』
彼女も最初はそういうイメージだったらしいのですが、
次第に本性を表していったそうです。



まず、連絡が取れない時がある。
自分が束縛されるのは嫌だが相手(ミユキ)は束縛する。
気に入らないと暴力を振るう。

などなど、信じられない事実が彼女の口から出てきます。

そして、トドメとばかりに
『助手席にマユミさんが乗っていた、その日は連絡が取れなかった』と。


マユミさんは新しくバイトに入った短大生で、
清楚なお嬢様という感じの人でした。
ちょっと天然も入っているのですが。。。

事の真相と確かめるべく、私はマユミさんに
『ナオキさんと付き合ってるんですか?』
『この前、一緒にドライブしているの見ちゃいましたよ』
と吹っかけると
『あっ ばれちゃった?』
『なんかナオキには黙っててって言われてるんだけど、付き合ってるわよ』

私は最後まで嘘であってくれと思っていたので、
『マ・マジですか?』とちょっとひきつった声でした。

『ナオキったら恥ずかしいから、バイトのみんなには
 内緒にしてくれなんて言ってたのよ』
『ふふっ』


今度は人間不信に陥りそうになった瞬間でした。



会話は続きます。
私は核心に触れようと『ナオキさんはミユキと付き合ってる』と言いました。
もちろん、何で私如きがこんなことを言う必要があるんだろう?
という疑問はありました。
多分、それ以上にミユキのかすれた声が気になっていたのだと思います。
私に出来ること。
それは事実をミユキに伝えることだと思ったからです。


『えっ?』

マユミさんは私の言った言葉の意味が理解できないといった感じでした。

『だって私はナオキの彼女で・・・。』

そう言うと、マユミさんはうつむいたまま泣き初めました。
私はここでナオキがいかに最低な男か理解しました。



余談ですが、マユミさんと話をしたのがバイト中だった為、
この後マユミさんが仕事にならず、店長にこっぴどく怒られました。
とりあえず、店長にはすいませんと謝り(真相は言っていない)、
マユミさんの分も私が働くことで納得してもらいました。

それと、後日聞いたことですが、店長は私を問題児だと思って
本気で辞めさせようと思ったらしいです。


バイトも終わり、マユミさんには
『ちょっと考えがあるんで、ナオキさんには何も話さないでもらえますか?』
と念をおし、ミユキに連絡をいれました。

『マユミさんと話をした、
 マユミさんはナオキさんと付き合ってると言ってた、
 ただ、マユミさんはミユキとナオキさんが付き合ってることは知らなかったみたいだ』

そう言うと、ミユキは『わかった』とだけ言いました。

ミユキにも『考えがあるから、連絡は取るな』と告げて電話を切りました。



そして、改めて店長に報告し、具体的なことは言えないが
私、ナオキさん、ミユキ、マユミさんの休日を一緒にしてほしいと持ちかけました。
店長はしばらく考えた後、
『しばらくはシフトが決まってるから、1週間後ならいい』と言ってくれました。

最後に『必ず真相は報告しろ』と付け加えられましたが。


ここで、再度ミユキとマユミさんに心境を聞きます。
『二股をかけていたのは事実だけど、それでもナオキさんが好き?』

この問いに二人とも返ってくる言葉は『好き』というものでした。

『だったら3人で話をしないか?』

この問いには多少なりとも迷いがあったと思いますが、
最終的には二人とも『わかった』と言ってくれました。


そして私はナオキと連絡を取ります。
『好きな人が出来たんですけど、相談にのってもらえませんか?』

ナオキは快諾してくれ、
私は都合があるので何日くらいに、
バイト先だとちょっと嫌なので別の場所で、
とお願いし、電話を切りました。

ここまできても、ナオキはいい人だと思いました。
少なくとも私には。



1週間後、店長の計らいで4人が休みという、
ちょっとめずらしい日が来ました。

ナオキはどちらかと遊ぶ予定だったそうですが、
(私の前で彼女と言っていたので多分ミユキかと)
私の悩みなら放っておけないということだったらしいです。


事前に、ミユキとマユミさんには待機していてもらい、
私とナオキはファミレスに到着しました。

『2名様ですか?』
と聞かれたので、『いえ、先客が来てます』
そういうと、ナオキは『はぁ?』という表情を浮かべ、辺りを見回します。
そして表情が強張っていくナオキの姿がそこにはありました。

私は冷静に『さぁ 行きましょう』とだけ言い、
ナオキを引きずるようにその席へと向かいました。



私とナオキが席に着くと、二人はよほど辛かったのか目が腫れていました。
ただ、着いてからもお互いに会話は全然していないそうです。

ナオキは席に座ってからずっと下を向いていました。
多少なりとも罪悪感はあったのでしょう。

私が『どっちが彼女ですか?』と聞くと
ナオキは消え入りそうな声で『すまない』とだけ答えました。

ナオキの言葉を聞いてマユミさんは涙を堪えきれなかったのでしょう。
黙ったまま体を震わせ泣いていました。



一方、ミユキはというと手に持ったコップをナオキに投げつけていました。
水が入っていたのでナオキはびしょ濡れに。

勢い余って、私にも水が飛んできましたが。。。

ミユキは『ふざけんな!!』とだけ言い、ファミレスから出て行ってしまいました。
私はミユキの後を追います。
マユミさんはどうしようという考えもありましたが、ミユキのほうが大事でした。


外に出るとミユキが泣いていました。
私は側にいるだけでしたが、ここにいてもしょうがないと思い、駅に向かいました。

とりあえず喫茶店に入り、ミユキが泣きやむまで待ちました。
周りの客が私に非難の目を浴びせているのが辛かったですが。



少し時間が経ち、ミユキも落ち着きを取り戻したようでした。
ポツリポツリと言葉が出てきます。
『あんな最低なやつとは思わなかった』
『マユミさんは悪くないのに』
『もう恋愛なんて嫌だ』

言葉にならないような声で。



その帰り、
私は駅までミユキを見送り帰途につきました。

家に着くまで、『これでよかったのか?』という自問自答の繰り返しでした。
ミユキが別れ際に言ってくれた『ありがとう』という言葉を聞いていなければ
自己嫌悪で潰されていたかもしれません。

『これでよかったんだ』

そう自分に言い聞かせました。


『あっ!!やばい!!』
家に着いてからマユミさんのことを思い出しましたが、
悪いことしたなぁと思いつつ、その日はいつの間にか寝てしまいました。

(マユミさんは携帯を持っていなかったので)



次の日、バイト先に報告に向かいました。
どこまで話そうかと悩んでいましたが、店長に会うと
『ナオキから昨日電話があってな、辞めるって言ってた』
『だいたいのことはナオキから聞いてるから』

それだけ言うと店長は笑いながら
『さっさとバイトに入れ!!』と言ってくれました。
その言葉がどんなに自分を救ってくれたか。
いまでも感謝しています。



その後ですが、ミユキもマユミさんもバイトを続けました。
お互いに和解したそうで、以前と同じように接していました。

結局、ミユキはナオキと別れましたが、
マユミさんはしばらくナオキと続いていたそうです。
ミユキがファミレスから飛び出した後、ナオキはひたすら謝り、
マユミさんはナオキを許したようです。

ミユキもそれを知りつつ、接していたので
ミユキは大人なんだなと妙に感心していました。


そして私はというと、ミユキと付き合うようになります。
告白したのは私からです。

しばらくは幸せな日々が続きました。

---とりあえずバイト仲間との話はここまでです---
---長文になってしまい申し訳ありません---




最初に人物を書きます。

私・・・48です、就職で東京へ
ミユキ・・・私と付き合っている、地元の大学へ
タツヤ・・・高校時代の親友、東京の専門学校へ
ケイコ・・・ミユキの親友、タツヤの彼女、東京の短大へ



ミユキと付き合ってから1年半が過ぎ、
私達はそれぞれ進路を決めていました。
地元は田舎なので、東京という場所へ憧れる当時の私は、
就職先を東京と決め上京しました。

ミユキとは遠距離恋愛になるけど、ずっと続けていこう、
大学を卒業したら結婚しようなんてことさえ本気で言い合っていました。



上京してからは
4月、新人研修で合宿生活を過ごし、
5月、慣れない仕事を一生懸命覚え、
6月になって初めて帰省できる余裕ができました。

それからは毎週のように週末は実家に帰り、
ミユキと時間があれば会うようになっていました。

都合がつかない時はタツヤと遊び、お互いの愚痴や恋愛話などを語っていました。
時にはケイコと3人で遊んだりもしていました。


私は遠恋だったのでタツヤとケイコが羨ましかったです。
お互い近い場所に住んでいたため、会いたい時に会える、
それがどんなに素晴らしいことか。
私にはタツヤとケイコの幸せそうな顔を見る度、『ミユキにも
辛い思いをさせているのかな?』と、どうにもならない悩みを抱えていました。



月日は経ち、多少のケンカはあったものの、また春が来ました。
しかし、夜中になったケイコからの電話で私は絶望を味わいます。


『ミユキが浮気している』


ケイコはミユキが他の人と付き合っているのを
大分前から知っているようでした。
知ってしまったが故の意識。
罪悪感から私に真実を伝えてくれたようでした。

何故かケイコは泣いていました。
ただ『ゴメン、ゴメン』と何度も繰り返しながら。。。

何故ケイコが泣いているのか、謝っているのか、
その時の私には理解できませんでしたが。
ケイコが伝えてくれた事実
『ミユキが浮気している』
この言葉だけがずっと頭を駆けめぐっていました。



事の真相を確かめるべく、私はすぐさまミユキに電話しました。
ミユキは何事もなかったかのように電話に出ます。
ありきたりの会話が続く中、私にはとても辛い言葉でした。

『浮気しているのか?』
そう告げると、今での会話が嘘のように長い沈黙が続きました。



数え切れない程のいいわけ。
数え切れない程の謝罪。
ミユキはずっと泣いていました。
そして、私もずっと泣いていました。

どのくらい会話が続いたのか。
気がつくと電話は切れていました。
週末、私が実家に帰る約束を残して。。。



『遠距離は寂しい、側にいてくれる人が欲しかった』
ミユキの言い訳でした。
ミユキに寂しい思いをさせないため、毎週末帰省していた私には
もはやどうしようもない言葉でした。
いや、私が会いたかったからと言った方が適切でしょうね。

しかし、ミユキは『別れたくない』と続けざまに話してきます。
私だって別れたくはないし、何よりミユキが好きでした。
結果、その男とは別れることを約束し、浮気の件は許すことになりました。

そして私は東京に戻り、今までどおりの生活が続きます。
無論、ケイコに事の結果と感謝の言葉を伝えて。


1ヶ月後、再びケイコから電話がなりました。
『私にはミユキがわからない、48っていう人がいるのに』
涙まじりの声。
『ミユキの浮気はまだ続いているの、それに。。。』
言葉が詰まった後。
『それに。。。違う人とも付き合っている』


笑顔でいるミユキが、私から遠ざかっていく感覚でした。



ただ会いたい、会って話がしたい。
そう思った私はその場でミユキには連絡せず、週末まで待ちました。

仕事が終わると同時に実家へ向かい、ミユキには金曜日中に会えました。
いつものように変わらず繰り返されるはずだったデート。
今までの思い出、会話、仕草。
それら全てが頭の中を駆けめぐります。

私には涙を止めることが出来ませんでした。
不思議がっているミユキ。
しかし、どこかぎこちない感じでした。


私はその日、ミユキに別れを告げました。
前と同じようにミユキも泣いていましたが、私にはもう無理でした。
ずっと、ずっと泣いていました。


帰り道。
星が凄く綺麗で、流れ星を見つけました。
一瞬だったので願い事は言えず、叶うこともないと思いましたが、
私は言葉にならない声で呟きました。


『昔に戻りたい』と。




---ミユキとの話は以上です、長文失礼しました---

なんかあんまり修羅場って感じじゃないですねぇ
恋愛話になってしまった。。。
すいませんです




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寝取られ 寝取り

出典  ◇修羅場◇ part9 (カップル板)



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