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西村寿行 「闇の法廷」 

闇の法廷 (徳間文庫)
闇の法廷 (徳間文庫)
徳間書店 1988-10
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表の司法、捜査機関が見逃している悪を、美貌の女性鷹見玲子とその玲子に心酔する現役司法関係者である裁判官、検事、弁護士などの闇の法廷のメンバーが新たに裁くというもの。
中編3本が収録された連作集。

【闇の法廷】
田舎町で、造り酒屋を営む名士尾瀬慎一が自分の会社の従業員中畑成良の妻を強姦未遂と殺人放火の罪で捕まり、獄中で自殺した。
これにより、尾瀬の家は崩壊するのだけど、尾瀬の妻は狂を発し従業員だった中畑に陵辱されて、そのまま自殺。
尾瀬の娘姉妹、13歳の長女と5歳の次女は地元の料亭に住み込みで働きはじめるが、長女のほうが、そこを運営していてかつて父の友人沢田隆造の妾になる。

一年以上妾になり、沢田の子を孕んだりしたが、ひょんなことから沢田こそが父である尾瀬を陥れたのだと知る。
この悔しさを忍ばせた、苦しむシーンはすごいね。

【原罪】
東北に大きな財閥を築いた鈴木三重之介が、無残な惨殺死体で発見された。警察が身辺を調べても汚点というものもなく、唯一欠点と言えば愛人がひとりいたくらい。なぜ殺されたがわからないままであったのを、闇の法廷のメンバーが調査に乗り出す。

そこでわかったのは鈴木が、異常性欲者であったということ。
自分の会社のパーティに、家族同伴で来なさいと通達して、グループ社員の家族を見定めて、好みの妻や娘がいる家庭を裏から崩壊寸前に追い込み、助けるかわりに妻と娘を自由にさせろとせまる。

ほとんどそういう家庭は、生きるか死ぬかまで追い込まれていたので苦しみながらも鈴木の申し出を了承する。
鈴木は相手の家に乗り込んで、その家の夫を柱などでくくり付けたあとに目の前で妻と娘を同時に陵辱する。
二家族のエピソードがかなり克明に描かれているけど、これこそこの本の寝取り寝取られ成分の真髄だと思う。


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[ 2009/12/10 16:51 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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